禿というのはオッサンの証であり、薄くなった頭髪を見て
「とうとうオレも中年オヤジになったか…」とため息をつく…。
そんな日がいつか来るんだろうかとぼんやり想像していた。
だけど今や「薄毛はオヤジのもの」というのは幻想になりつつある。
ヘアカットを楽しみ、スタイリングを楽しみ、切ったり伸ばしたり変化を楽しむ、
薄毛とは無縁のはずの20代に、まさか若はげの影がしのびよっているだなんて、
夢にも思わなかった。
いわゆる「円形脱毛症」というやつだ。
26歳の誕生日を迎えたばかりのオレは、いろんな夢があった。
まだぺーぺーでできないこことも多くて悔しい思いもしたけど、
勉強したいこと、実現したいことがいっぱいあって、今の仕事に欲が出てきていた。
少しずつではあるけど自信もついてきて、今はカノジョいないけど、
今度いい相手が見つかったらそろそろ結婚もいいかな…なんて思っていたその時のことだ。
それは「10円ハゲ」という軽い言葉とはおよそ違う、衝撃的な恐怖体験だった。
それだけでもじゅうぶんに凹むのに、さらにおそろしいのはそれが一過性のものじゃなく、
円形脱毛症から「リアルハゲ」に移行していったり、
知らず知らずのうちに薄くなってしまう人が、最近の20〜30代の男に増えているという事実だ。
マジ、カンベンしてほしい…。
26の独身・カノジョいない男で若ハゲなんて、い、いやだあ〜〜〜!!!!
マジでシャレにならんし!
そう思ったオレは全力を尽くして口コミや資料をあさり、若はげ撲滅に乗り出したのだ。
そこでこのコーナーでは、オレが実際に味わった10円ハゲの体験をつづっていこうと思う。
人生を変えたといってもいい衝撃体験だ。
そしてオレは、この体験をきっかけにして、若はげについていろいろ知ることになった。